職人が愛して止まない道具について語るブログ

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田斎の鑿(のみ)

切り出し小刀の切れ味に惚れ込み、鑿(のみ)、追い入れ鑿を購入。
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切れ味の良さは思っていたとうりで、さらに長切れします。
目の粗い堅木でも目に負けず切れてゆきます。
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研いだ感じは強い鋼の感じはしますが、鋼の堅さ強さに負けない地金にも適度な強さがあります。
砥石の質が合えば早く鋭い刃に仕上がります。
鋼に粘りと堅さを併せ持つ強さを感じますので、研削力の有る堅めの砥石が必要です。
砥石が合えば鋭い刃に短時間で仕上がります。
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柄は赤樫、白樫やツゲ、黒丹などの柄の鑿を使ってみましたが頻繁に叩いて使うことのない木工では、ありふれていますが、赤樫の柔らかめの粘りのある柄が私は良いと思います。
冠のしまり具合も適度で、冠入れも簡単にすみましあた。
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使い出して2年ほどですが、使い込むとまだまだ使い心地がよくなってくると思います。
首の造りも太めでしっかりしていますので、叩いて使うことの多い仕事にも対応できそうです。
仕上げも丁寧な造りで申し分ありません。

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鉋は台の質も大切

良い鉋の刃には、その刃に見合った鉋台にすげられます。
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東京で打たれた良い鉋には、(石堂・も作だったり)たいてい「やまあさ」のご主人、伊藤宗一郎さんが台を打たれていたり、新潟で作られた鉋で、良いものはたいてい猪本さんの台にすげられていたりします。
あるいは、問屋より紹介される良いとされる鉋などには、たいてい東京の鍛治のものは「宗」の、あるいは新潟の鍛治のものには「猪本」の刻印がたいてい打たれています。
私は、三木の刃物をおあまり使っていないので、三木の刃物はどうかわかりませんが?。
ですから、無名の鉋や知られていない鉋名の鉋でも、これはと思うような刃物に出会た時には、必ず台も良く確認します。

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舟弘の白引き

舟弘作、曲がり白引き。
白引きは、木工で加工墨(加工する目印の線)を付けるときに使う小刀よりも小さい刃物です。
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大工のように墨を使った墨付けではなく、木工や指物ではより精巧に墨付けするために、この刃物で切り筋を付けてそれを墨線とします。もちろん加工後に残るような所の墨線には、鉛筆を使います。
この白引きは、やや厚めで手になじみやすく曲がっているため、握りやすく力を入れて線を入れやすくなっています。切れ味は、さすが舟弘作で鑿(のみ)のように切れます。
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線を引くだけの刃物にいておくにはもったいなくらいの切れ味があります。
鉛筆を削ると、小刀なみに切れます。
刃幅が無いので、小さな所に限定されますが線を引く以外にいろいろと活躍させられます。
一般的な白引きの刃角度で研いでしまうと、刃が材料に食い込みすぎる傾向があり、またいろいろな場面で使うこと考慮して、刃角度の研ぎ角度をややたてぎみにしてあります。
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ちょうど鑿(のみ)と同じくらいの刃角度にしてあります。
研いだ感じも、鑿を研いでいる様な研ぎ味です
白引きとしては少々高価ですが、小さな刃物(小刀)とした考え方で使う刃物としてなら納得です。
実に使い勝手のある、おもしろい白引き(刃物)です。
隠れた名品かも知れません。

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